龍が如く0 誓いの場所 は素晴らしい作品だった!やりこみ総評・感想

最高難易度で裏ボスまで攻略し終えたので感想をと述べていく。

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概要

SEGAの人気シリーズ「龍が如く」の初代1の過去を描く作品。

時系列的に最も古い箇所にスポットを当てているため、過去作1~5までの設定が多数登場する。1~5までを事前にプレイしておくとより楽しめる作品なのだが…(後述

舞台はバブル末期日本、カネと権力に狂喜乱舞した時代を生き抜いた2人の男の物語。

4・5に引き続き複数主人公制を導入。ナンバリングすべてで主人公の「桐生一馬」に加え名脇役として物語にガソリンを投入し続けてきた「真島吾朗」が遂にプレイアブルキャラクターに。

登場人物

桐生一馬

ご存知堂島の龍ーーーだが1より時系列が手前となる今作ではまだ立場が格下でこの異名もない。

特段子分もおらず、兄弟分の錦山との絡みが多い。

錦山 彰

桐生と同じ養育施設で育った兄弟分。桐生がピンチになると要所要所で助けてくれる。

柏木修

ファンにはおなじみ冷麺さん。風間さんの出番が少ない今作では堂島組の良心として活躍。

阿波野大樹

泰平一家組長。モデルと声は竹内力

狡猾なキャラで桐生と直接交戦ではなく恐喝と交渉で言いなりにしようとする。万田さんとはまた違った迫力をゲームでも体現する辺り流石竹内力。

久瀬大作

久瀬拳王会のトップ。元ボクサーという経歴から素手での喧嘩を主とするが、桐生とサシで負けてからは鉄パイプで殴ってきたり雑魚とセットで襲ってきたりとどんどん男気がなくなっていく

モデル・声は、顔面暴力・顔面凶器でおなじみ「小沢仁志」。グラフィックのおかげでむしろまろやかな仕上がり。

渋澤啓司

モデル・声は中野英雄。終盤まで自力を固め、一気に活躍の場を広げるタイプ。

立華鉄

立華不動産社長。神室町中の照明を手動で落とすことができるほどの権力を持つ。

声・モデルは井浦新。冷静かつ狡猾、静かな闘志を秘めたキャラクターにとても合っている。

尾田純

トンファーを駆使する秋山の偽物のような不動産屋で立華の部下。

このゲームをクリアして彼のことを最終的に好きになった人はどれだけいることだろう(棒

真島吾朗

1~5でも屈指の名脇役だったが、今作めでたく主人公枠に。

蒼天堀でキャバレー「グランド」の支配人を務める。その正体は1以降で桐生に猛威を振るう島野の狂犬。

1以降に多い猟奇的性格は影を潜めているが、戦闘中やヒートアクション発動時にちょいちょい顔を出す野性味が良い。

西谷誉

今作のメインキャラ「マキムラマコト」を狙う男の一人。

典型的な戦闘狂で、足にナイフが刺さっても不適に笑う。会話のトーンや戦闘スタイルは1以降の真島に酷似する。1以降の真島は西谷の影響を相当に受けていることがうかがえる。

※個人的には4のベイブレードや5の分身技など使えるようにしてもっと強敵にしても良かった気もする

作中でも数少ない真島を「真島君」と呼ぶキャラクター。ちなみにもう一人はキャバクラの女の子。

佐川司

真島を後ろ盾を良いことにこき使う典型的な小悪党…のはずなのだが普段の温厚なキャラとのギャップと演者(鶴見慎吾)の好演もあり味のある名脇役。

最も現実にいそうなヤクザとして描かれており、リアリティのある脅しとそれに必死に耐える主人公「真島」という構図は多くのプレイヤーを恐れさせた。

マキムラマコト

本作の軸となるキャラクター。ひょんなことから真島と運命を共にすることになる。

女医

終盤に登場する女医。

名前すら出てこないが、やたらデザインが良くヒロイン並の存在感を誇る。エンディングでもヒロインと共に登場するのだが何故一緒にいるのかは不明。

良い点

ゲームシステムの変化

前作までの大きな違い。バブルの時代を背景としてお金が膨大に手に入る

基本的な物価は既存の龍が如くシリーズと同じなので回復アイテムなどで金欠になることはまずない。

その反面能力強化も経験値ではなくお金となりレベル上げの概念は「如何に経験値を積むか」から「如何にお金を稼ぐか」に変化した。

戦闘以外でもお金を稼ぐ手段が多いので、自分に合ったやり方で成長させていくことができる。

お金は中盤になると街中でばらまくことが可能。雑魚敵に見つかった際に金をばらまくことでそちらに注意を引き寄せ逃げることができる。これにより雑魚とのエンカウントをプレーヤー側で調節できるようになった。

こだわり抜かれた世界観

美麗なグラフィック・高水準なサウンド・練りに練られた台本で構成される世界は正に圧巻。

舞台となるバブル後期日本を時にリアルに時にデフォルメして鮮やかに描く。

既プレイ組への手厚いサービス精神

過去作で登場したキャラクターや場所をフル活用したシナリオになっており、既存ファンには嬉しい展開が目白押し。

今まで戦えなかった人と戦えたり、現在の神室町が昔はどんな地形だったのかを体感できる。
BGMは過去作からのアレンジが多く、過去作を思い出しつつ進めることができるので興奮すること請け合い。

幅の広がった戦闘システム

桐生、真島共に(隠しスタイル含め)4種類の戦闘スタイルを使い分けることになり、それぞれ性能が異なる。

町に落ちている武器を拾って戦うスタイルをはじめ、より攻撃力に特化した壊し屋、ブレイクダンスをモチーフとしたダンサーなど幅広い。

システムとしてはデビルメイクライ4のダンテに近い(というか同じ)。方向キーを押すことでリアルタイムにスタイルを切り替えることができる。

ボタン一つで出せる無敵で派手な技「ヒートアクション」も多数。戦闘を盛り上げてくれる。

個人的にはスタイルチェンジのたびにBGMが変化する演出が素晴らしかった。

本編以外の遊び要素の充実

本編とは無関係のシナリオややりこみ要素は相変わらず膨大。今作で新たに追加された要素もいくつかある。

ミニ四駆をモチーフとし、子供たちと神室町最速を目指す「ポケットサーキット(ポケサー)」、女の子を電話で誘うまでを楽しむ「テレフォンクラブ(テレクラ)」、神室町の物件を桃鉄のように買い占めて稼ぎを得る「神室町マネーアイランド」、キャバクラを経営しつつ女の子を育てていく「蒼天堀水商売アイランド」など多数。

前作までおなじみのゲームセンター「クラブセガ」も健在。当時人気だったセガの筐体が置かれており実際にプレイが可能。

ゲスト俳優陣の好演

ヤクザ映画でおなじみの強面面子がこれでもかと揃っている。演技も素晴らしく、王道の極道・任侠映画を髣髴とさせる。

序盤に下っ端の桐生が殺しの濡れぎぬを着せられ、事務所に呼び出されるシーンがあるのだが、事務所で待つ3人の幹部の圧迫面接はまさにパワハラ。

悪い点・賛否両論点

一部キャラの不遇

味のあるキャラの出番が少なかったり退場がやたらあっさりだったりする。

ボスキャラの面々も初登場シーンの存在感は抜群なのだがそこがピークなキャラが多い。

ヒートアクションによる恩恵が少ない

これまでのシリーズと比べるとヒートゲージを消費した結果得られる恩恵が少ない。

例えばヒートゲージが溜まると攻撃スピードや技の威力が上がったり新しい技が使えたりする。平たく言えばヒートが溜まっているときほどキャラの基本性能が上がる

この仕様によりキャラを強化していくほどその恩恵が大きくなる。

ヒートアクションなどでヒートゲージを消耗するとその基本性能が下がってしまう。ボスクラスの敵とガチンコで戦おうと思うとヒートゲージ最大の3rdを保ち続けた方が有利ということになる。

一応タウリナーなどの薬漬け戦法で3rdを保つ方法もあるが、あまり美しくはない。

エンディングで1のネタバレがある

エンディングにてキャラ別の顛末が文章で表示されるのだが、これを読むと1のストーリーがほぼほぼ丸々わかってしまう。ぼーっとしていると思いがけず壮大なネタバレを目の当たりにする。

よってこれから龍が如くをプレイするあなたは1→0という順番にするか、その画面が出たら目を背けることをおススメする。幸いスタッフロールをいったん切り上げていきなりの長文なのでタイミングはわかりやすい。

宿敵が弱い

龍が如くシリーズ共通の問題点なのだが、最高難易度でもボス戦にそこまで苦労しない。

どのボスキャラもムービー中かQTEが一番格好良いという皮肉。幅広いユーザー層を狙い「そこまでやりこまなくてもかっこいいプレイができる」という特性を考えると致し方ない部分か。

銃火器の異常な強さ

一部銃火器が完全なバランスブレイカー。

ショットガン系はおおむね非常に強く、今作はお金に困らないことが多いのでショットガンと回復薬を大量に買い込めばほとんどの戦闘がヌルゲーと化す。

最も普通に1週目でプレイしていてい気づくかと言われると微妙なところか。

カーチェイスシューティングの鬼畜さ

このシリーズにちょいちょい挟まるミニゲーム。車に乗りつつ銃で敵を撃退していくイベントが発生する。

今作も本編に絡む形で挿入されるのでクリアしないと先に進めない。そしてシリーズに漏れずやたら難易度が高い

特に最高難易度LEGENDではやり直しまでの手順が長いこともあって鬼畜度が増している。別途攻略記事を設けているので突破できない方の参考になれば幸いである。

龍が如く名物(?)となっているカーチェイス&シューティングステージだが、今作も毎度ながら難易...

世界観にハマれば長期にわたって楽しめる大作。数ある龍が如くシリーズの中でもトップクラスの完成度を誇る作品。

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