クラウドワークスやランサーズでは本格的な案件になると、WEBライターからクライアントさんに対して提案文を送ることになります。
提案文とは
このお仕事を私にやらせてください!
と営業をかける文章のことです。
クライアントさんはこれを読み、仕事をお願いできるか判断するわけですが、仕事の欲しいライバルはごまんといるので競合になります。
ここでライバルに負けて受注できなかった人は、軽い案件や超低単価案件で苦しむことになるわけです。
という方は改善のきっかけになる情報が得られますので、ぜひ最後までお読みください。
前提 すべてに全力投球せよ
クライアントさんにお見せする文章は、提案文以外もすべて全力投球してください。
メッセージなどのやりとりはもちろん、プロフィールや最後の評価文まで、クライアントさんの目に映るものすべてです。
ここが雑だと、ご自身のブランドを自ら壊しに行くようなものだからです。
凄くイケメン・美人なのに途方もないくらい性格悪いって一番嫌われますからね()
ちゃんとした文章を載せましょう。
GENは固くなり過ぎないように、ブログでも動画でも少し崩した表現を使っていますが、クライアントさんにこのトーンでやりとりすることはありえません!
良い子ならぬ、良いライターさんは真似しないでくださいね!
それを踏まえて、意識すべき点を見ていきます。
受注率を高める提案文のコツ
ポートフォリオを用意する
ポートフォリオと言えば、株や金融商品でも使われる表現ですがーーーここでのポートフォリオは
成果物のことです。
WEBライターなどのクリエイターで言えば「代表作」ですね。
ここ、ムチャクチャ重要なのでがっつりご説明します
具体的には
このいずれかをポートフォリオとして使ってください。
いずれかのURLを提案文に貼って
私こんなことやってきました!
とアピールしましょう。
なお、この2択なら自分のブログを載せるのがおススメです。
ワードプレスの有料ブログを運営して、そのURLを載せるのがベストです。
自由に書かせたらこんな感じです というありのままを見せることになります。
ワードプレスに慣れていることが確約されるのでこれからワードプレスでお願いしようと思っているクライアントさんにも刺さりやすくなります。
もちろん最低限の体裁が整わないと、逆効果なので注意してください。
最低限の体裁・運営にあたって意識すべきことは別記事(動画)で解説予定です。
では「過去に納品した記事」はどうでしょう?
悪くはないですがネガティブ要素が多いです。
ポートフォリオとして使って良いか、過去のクライアントさんに確認する必要があります。
勝手にポートフォリオとして使われるのを快く思わない方もいるので、事前確認は必須です。
また、ライター名が出ていない記事は信ぴょう性が低くなります。
ライティング案件のほとんどは、名前を伏せて書くのが一般的です。
名前を伏せた記事に関しては、いくらアピールしたところでそのライターが納品したことの完全な証明はできないわけです。
「うがった目で見られる可能性がある」の背景も説明しておきます。
案件として書いた記事はクライアントさんの指示が少なからず入っていますよね。
となると、ライターがどこまでその記事に携わったのかが提案されたクライアントさんからはわかりません。
こういった邪推されたくなければ自分のブログを見せた方が速いです。
なお、過去に記事納品の経験がなければ
ワードなどにデータ化した自作文章を送りましょう♪
みたいな話がたまにあるんですが
個人的にはおススメしません
そもそもワードで送るのってスーパー非効率なんですよね。
そもそもそんなデータがあるなら、ブログでアップしてポートフォリオ化すべきです。
URL載っててワンクリックの方が、すぐ確認できライアントさんにも優しい対応です。
特殊事情があった場合は別ですが、(クライアントさんの)負担を減らすことを第一義に考えて、GENとしては非推奨とさせていただきます。
実績・スキルを書く
ここでのポイントは数字です。
ポートフォリオだけでなく、具体的な数字をセットで載せましょう。
GENであれば
・ブログは最高月22万PV
・これまで500記事以上執筆
・7年間ワードプレスを用いたブログ運営の経験あり
数字は非常にわかりやすく、人の心を動かす力があります。
先ほどご紹介したポートフォリオとセットにするとさらに強力になります。
数字的に派手なものはどんどん打ち出していきましょう(嘘はだめですよ!)。
逆に相手が求めていない実績を書くのは非推奨です。
医療に詳しいライターさんのご応募、お待ちしております
と言われているのに
どうも、GENと申します! 得意分野は音楽です!
と言われても困りますからね。。
案件文を読んでいることをアピールする
なんと案件文を読まずにエントリーする人がいます。
あらかじめ定型文を作っておき、それをコピペして目ぼしい案件に送りまくれば良いと考えている者と思われます。
案件文を読んでいるかどうかは、クライアントさんによってはすぐ見分けられます。
たとえば、案件詳細に次のような記載があったとします
このような案件に定型文を送ってしまう例はこんな感じです
私はあなたの案件文読んでません!
あなたの求めたフォーマットに従う気はありません!
ありませんけど…仕事ください!
ということになります。
ぜったいに辞めましょう
また、より訴えかける提案文にするコツとして「クライアントさんが求めていることの先回り」があげられます。
たとえば案件文に
当方、SEO知識に乏しいためご教授いただけると幸いです
とあれば
既に投稿された記事については、SEOライティングを踏まえたリライト作業も承ります
の一文を添えるだけでも強いです。
ニーズのある実績を事前に出しておけば完璧です。
SEOやIT全般の知識は、ライティング案件のメインにならないことがありますが、アピールできるスキルの一つです。
また、スキル以前に気遣いができるだけでも強いです。
たとえば納期が1週間だった場合ーーー納期記入欄には
いったんクライアント様の希望納期とさせていただきました プロジェクト開始が前倒しされれば、その分前倒しできるかと存じます
これをつけるだけで
納期を早めてくれる可能性がある
案件文を読んでくれている
という印象を与えることができます。
無料特典をつける
特に初期段階で有効です
とつけるだけでもクライアントさんに安心感を与えることができます。
他の人にない差別化を図るうえで、無料特典は強力な武器になるので積極的に記載しましょう。
なお無料特典は主題ではなく副題レベルの話です。
よって提案文の前半よりも後半に載せるのが適切と言えます。
まとめ
クライアントさんにお見せする文章は、提案文以外もすべて全力投球しましょう。
そのうえで、次の4つを意識した提案文にしてください。
自身のブログか、過去納品記事がおススメです。
ちゃんとしたブログが1つでも持っていればそれだけで頭一つ抜けることができます。
わかりやすい数字は、案件に関連するものであればどんどん出しましょう。
ポートフォリオと組み合わせることができれば、絶大な力を発揮します。
案件文を碌に読まないスパマーになってはいけません。
クライアントさんが求めていることを文章から読み取り、適切な内容の提案にしましょう。
Webライターであれば、リライトやワードプレス入稿あたりが鉄板です。
お金をとらなくてもできる範囲のことは無料特典として書くだけでも他と差別化を図れます。
ちなみに
プロフィール欄に書いてる分は、提案文にわざわざ書かなくて良くね?
という反論が来そうですがーーー
必ず提案文にも書いてください!
というのも、クライアントさんの多くはプロフィール欄までたどり着きません。
プロフィール欄を作りこむことも大事ですが、ほとんどのクライアントさんは受注するかを「提案文」で決めています。
GENの実体験に基づく見解です、参考にしてみてください。