フリーランスは個人で稼いでいない件【副業・独立を考える皆さんへ】

(動画版)

フリーランスは会社に依存することなく、1日好きな時に仕事をして在宅や喫茶店で優雅な暮らしをしているイメージ…ありませんか?

こういった内情を見せつつ

フリーランスは個人で稼ぐ素晴らしい道です!

と紹介する発信は非常に多いです。

GEN自身細々とフリーランスを続けてきて思うのですが、フリーランス以前に人として重要な点があまり語られていないと感じます。

今回はこれからフリーランス・副業・独立を目指す皆さんへ僭越ながら7年目として思うことをお話しします。

フリーランスは個人で稼いでいない

いきなり結論ですが、フリーランスは個人で稼いでいません。

こんな発信、見たことありませんか?

給料だけの得るサラリーマンは会社の奴隷!

会社に依存しないフリーランスは自由で最高!

はっきり言いましょうーーー

GEN
GEN

嘘です

フリーランスは事業を回すにあたって必ず会社のお世話になります

たとえばネット物販事業を立ち上げようと思うと99%アマゾンさんのお世話になります。

仕入れ先の問屋さんも必要ですし、運送業者(ヤマト運輸・佐川急便・郵便局など)は必ず使うことになります

アマゾンの手数料が上がったり、運送業者の送料が上がるとその割を直で食うのは我々フリーの物販業者です。

ぱっと見会社に属していないので自由そうなんですけど、こう考えると会社員より楽とはとても言い難いんですよね。

アマゾンにセラーフォーラムという出品者用の掲示板のようなものがあります。

そこを覗くと本当に面白くて、フリーランスや事業者であろう方々の書き込みを沢山観ることができます。

そこでのメインコンテンツがアマゾンという「会社の愚痴」なんですよね。

サラリーマンが居酒屋でする愚痴とまったく同じ構造です。

誰にも干渉されずにひとりでもくもくと仕事しているのは確かですけど、会社にお世話になっている事実はサラリーマンと変わりません。

つまり「お世話になり方の種類が違う」というニュアンスが正しいのかなと思います。

ちょっと稼ぎ出すと調子に乗る

かくいうGENもフリーランスで生きていくと決めてから、誰とも会わず家にひきこもりました。

試行錯誤しつつも3か月後に月収10万円を超えます。当時から生活費は月10万円程度でしたので

GEN
昔のGEN

やった!就活しなくてもなんとかなりそう!

と、大喜びしました。

同時に

GEN
昔のGEN

会社に依存しない生き方達成!フリーランス…ホンマ神~!

って思っちゃったんですよね。

同期が次々と「就活」の名目でスーツを着て全国を行脚する中、自分は1日在宅でお金が稼げる生活を実現したことに狂喜乱舞でした。

しかし、その直後ーーー佐川急便のお兄さんに会った瞬間に我に返ることになります。

どうもGENさん、アマゾンからお荷物です~

GEN
昔のGEN

あ、ご苦労様です~…(ハッ!)

佐川さんがいなければ、ネット通販で注文したモノすら届かないことに気づいたのです。

ここから「個人で稼ぐ」論理が芋づる式に崩壊します。

アフィリエイト、FX、物販ーーーすべてにおいて会社のサービス無しでは成立しないビジネスモデルだったのです。

GEN
昔のGEN

(めっちゃ会社のお世話なってるやん)

自分の思考の浅さを猛省しました。

もし、当時そのノリで友人に会ってたら全員から嫌われた自信があります()

今回の総括

サラリーマンだろうが、フリーランスだろうが、会社にお世話になっている事実は変わりません。

「各々の立場に最低限のリスペクトを以て、粛々とお仕事をこなす」

これが一番健全ではないかな という お話でした。