【自営業7年目】情弱ビジネス 詐欺商材や塾の実態を語ってみた

今までGENは数々のネットビジネスを実践してきました。

ネット物販、アフィリエイト(アドセンス)、FX・株・バイナリーオプション・・・

インターネットにはびこる無数のビジネスの成功をうたい、ノウハウやシステムを提供する業者は後を絶ちません。

しかしGENにとってはこれらの99.9%が何かしら黒い部分を持っています、確信があります。

これはネット自営業7年目の男がネットビジネスの詐欺商材や塾の大まかな実態をまとめたものになります。

参入予定な方もそうでない方も読み物としてお楽しみ下さい。

詐欺商材・塾の特徴

射幸心を煽る

ずっと社畜という懲役を続けるつもりですか?

あなたの人生ーーーそれで良いんですか?

ひたすら不安を想起させたり明るい未来を見せるフリを作ってから

そんなあなたもこれで変わる!

人生を変える、○○のマインドセット!

など、射幸心を煽り購買意欲を高めるパターンです。

射幸心を煽りすぎるフレーズは業界によっては規制されていますが、情報商材については何故か規制が緩いようでそこら中に跋扈しているのが現状です。

誇大表現 FX商材編①

開始1か月で月収100万達成!

このテのフレーズは大概が誇張した表現である。それぞれ突っ込んでいきましょう。

FXでひと月の100万円勝ったのは事実かもしれません。しかし翌月200万円負ければ年間収支はマイナスです。

上手く行った部分だけを表沙汰にすることで全面的に成功していると錯覚させている可能性があるわけですね。

そもそもFXをはじめとする金融ビジネスはウォーレンバフェットクラスであっても年利25%が限度です。

ウォーレン・バフェットーーー
世界有数の投資家。倒産寸前の会社の死に株を買う手法で巨万の富を得た。

FXで安定して月100万円勝ったのであれば年収は(100×12=)1200万円。これをバフェットが稼いだと仮定すると、軍資金は去年1月の段階でその4倍の4800万円。

つまり世界一の投資家だったとしても月100万稼ぐのには元手4800万円が必要になります。我々庶民には非現実的な数字ですね。

誇大表現 FX商材編②

もうひとつよくあるパターンを紹介しましょう。

システムトレードで安全に儲かる!

システムトレード(シストレ)は簡単に言えば自動売買のことです。

過去の成功した投資家の投資実績やパターンを分析し成功率の高いプログラムを作成、その通りに投資してくれるプログラムに丸投げしてしまう手法です。

お金さえ入れれば後は優秀なプログラムで自動にお金が増える正に夢のシステム!・・・というわけにはいきません。

過去の投資家の成功パターンは市場側にも当然影響を与えており、同じやり方で継続して勝てるものではありません。

よってどんなシストレを選ぼうが安全と言うことはないのです。

補足するとシストレは既に無数に存在しており、結局はその中から成功率が高いものを選べるかどうかになってきます。

投資システムに投資するーーーという二重構造になっているので、下手に手を出すと利益が出ても余計な手数料を取られるだけにもなり得ます。

そもそも論として自身が貧乏な自覚があるうちは金融商品への投資はお勧めしない。GENのおススメする最強の投資は自己投資です。

以前執筆した自己投資の基本的な考え方を述べた記事です。セットで参照していただけると幸いです。

子供が勉強しなければならない理由を考えてみた【フリーランス7年目】
子供に勉強の必要性を本気で説くとしたら

誇大表現 せどり商材編

1日で価格差1万円の商品を10個発見。見込み利益10万円!

物販商材のフレーズも同様に論理の隙が多いです。

このフレーズの価格差とは「アマゾン価格 – 仕入れ価格」で表記されていることがほとんどです。

価格差1万円の商品を10個見つけることはそこまで難しくない。実際やってみればわかるがそこら中にゴロゴロ落ちています。

しかしせどり・物販で大変なのはここからです。その商品が売れるかどうかはお客さんにかかっています。

円に戻すタイミングをこちらで選ぶことができないーーーこれが金融商品との違いです。

よって仕入れ対象とは「価格差がある」だけではなく「適正相場でよく売れている」という追加条件が必須になります。

これから物販ビジネスにチャレンジされる方はまずこの点に注意していただけると幸いです。

また、価格差が1万円あったとしてそれが10個売れたとしても利益10万円はほぼ不可能です。

というのもアマゾンに限らず、ECサイトでの販売者側には手数料がかかってきます。

アマゾンであれば価格の約15%、大口出品者として月々約5000円、アマゾン専用倉庫に預けておくとその保管料、配送料など多岐にわたる。

よって10万円の利益とはあきらかに誇張であり、実質の利益はその8割から7割ーーーつまり7万円程度が関の山です。

ーーーもうひとつ頻出フレーズをご紹介します。

せどり・ネット物販で月100万稼ぐ方法

月100万稼ぐという書き方はよく使われるが意味が非常に広いです。月収なのか月商なのかで意味が変わってくるからです。

月の売上を月商、月の利益を月収とすると以下に簡単な式が作れます。

月商 - 経費(仕入れ費用・販売手数料・送料など) = 月収

月商100万円であっても経費が100万円かかっていれば月収0円、つまり所得0円です。

このぼかしは情報商材に限らずよく使われます。売上なのか利益なのか明確化した上で判断していただければ煙に巻かれにくくなるかと思います。

マインドセットを重視する


マインドセットーーー横文字にすると小難しいですが、簡単に言えば考え方価値観のこと。

・この考え方を使えば稼げる
・こういう価値観になれば幸せになれる

重要な話であることは間違いありまえん。しかしマインドセットだけ完ぺきになったとしても具体性のないマインドセットは絵に描いた餅。

当ブログでもGENなりのハゲ流マインドセットをいくつかご紹介していますが、マインドセットはあくまで人生の補助です。

【ハゲ流】努力は報われる論争に決着を!現実と向き合う「弱者の心構え」
ガムシャラな努力だけでは不十分
【ハゲ30年】ネガティブを活力に!ハゲ・不細工がもつべき心とは
へこみすぎるのはほどほどに。目指すべき道はひとつ。

どんな素晴らしいマインドセットを吸収できても、それを生かすか殺すかは自分次第です。

詐欺商材が流行る理由

教えた方が儲かるから


そのビジネスが既に衰退気味、もしくは発信者自身が押され気味だった場合はコーチ側に回る方がお得です。

下手に現場競争するよりも

こんなビジネスがあります!あなたにも稼げます!

と実績を掲げビジネス塾として立ち回ればそれなりに人は寄ってきます。

教育ビジネスは形を工夫すれば本人以外に資本が全くかかりません。

情報商材であればpdfにせよ動画にせよ一度作ってしまえばいくらでも複製・同時発信ができるのも大きいです。

紹介料で稼ぐアフィリエイターがいるから


情報商材全般に言えることですがこれらは紹介料が非常に高く、50%超のものも珍しくありません。

例えば

これであなたも月収10万円!FX必勝法(仮名)

という1万円の情報商材があったとし、これをGENがブログで紹介してそこで成約(購入)されればGENに約5000円の収入が入ります。

ここまで高い紹介料が払えるのは前述した通り情報商材そのものにコストがほぼかかっていないことが原因です。

アドセンスや各アフィがかすんでしまう利益率ですね汗

情弱が多いから


その業界やビジネスの素人、つまり情報弱者が相手であればいくらでも夢を見せることが可能になります。

情報商材やその関連ではここまでに述べたコピーが乱立しています。

ここまで情弱を狙い撃ちにしたコピーは非常に珍しいです。何故情報商材にだけここまで偏っているのかーーーそれは残念なことにそれに騙される層が多いからに他なりません。

自営業6年目が語るアフィカス・ネット起業家…彼らが胡散臭い理由とは
ネットで稼ぐと詐欺に強くなります(棒

おまけ ツールってどうなん?

ツールは掛け算

・ツイッターのフォロワーを増やす
・仕入れ先を自動で見つけてくる
・シストレで自動資産運用

などのツールも情報商材と同様に詐欺が多い分野です。

ツールは「ビジネスの経験はあるが、上手く行かなかった or より加速させたくてツールが欲しい」層がターゲット。

つまり「ゼロから稼ぐ情報商材」よりもリテラシーが高い層を狙っている。

ではツールを買えばビジネスは必ず上手く行くのかーーー答えはNOです。

GENは「ツールは掛け算」と考えています。

例えば100の結果を出している人がいたとします。この人はツールを使うと2倍の結果---つまり200の結果を出すことができます。

同様に3の結果しか出せていない人がいたとします。この人はツールを使っても2倍の結果ーーーつまり6しか結果が出せません。

ツールとはあくまでビジネスの補助であり、本質ではないと捉えるのが正しい解釈です。

自身の立場にあったものを選ぶ


どうしてもツールを導入したければ今の自分にツールが必要なのかをまず考える必要があります。

たとえば「アマゾンのセラー登録を自動でやってくれる」ツールがあったとします。数分調べつつやれば終わる内容ですが、それすらわからないのであれば一応導入する価値はありそうですよね。

ツイッターのフォロワーを増やすツールも同様です。フォロワーは増えても、その後どうするかが特段決まっていなければ導入する価値は薄いです。

仕入れ先を自動で見つけてくるツールもまた同じ。物販で生き残りたければまずは自力で仕入れ先を開拓できてからがスタートです(そもそもそんなツールが流行ればその仕入れ先はすぐに枯渇しますが・・・)。