学生からサラリーマンになり収入が安定し始めると、多くの人は家賃を上げ生活水準を上げ始めます。より便利な場所でより贅沢な暮らしをしたい・・・自然な欲求です。
GENはなんやかんやでネットを使った事業で生計を立てている一応IT自営業なる人間です。PCで完結する仕事がほとんどなのでおのずとひきこもり属性も付加されます。
今回はそんな引きこもり自営業の一人として「家賃」について考えます。なお、説明を簡易にする為に家・不動産の購入や持ち家は除外します。
引きこもり(自営業)とサラリーマンに分けてみる
便宜上今回の記事で登場する「引きこもり自営業」と「サラリーマン」を一般化しておきます。
以降はこの前提で自営業やサラリーマンを論じていきます。
引きこもり自営業・フリーランス(≒ネオニート)
仕事はPCや電話だけで完結。外に出るのは暇ができたとき。1日家から出なくても良い。
サラリーマン
基本的に会社に出向き仕事をする。外回りをすることもある。9時出勤17時退社、移動は往復2時間。
家賃はサラリーマンには勿体無い?
ネオニートや引きこもりが最強の理由
家賃とは家を借りる為に必要なお金であり、いわば場所代です。

この場所は自由に使っていいよ、その代わり月××円払ってね
というわけです。
家を借りると毎月定額が「家賃」の名目で差し引かれます。固定費については別記事にて。
固定費によって借りた家はどれだけ使っても基本的に支出は増えず、使えば使うほど得をします。
家賃で損をしない最も簡単な方法は家から出ないことです。つまり引きこもりが最もおトクということになります。
サラリーマンは家で過ごせる時間が短い
サラリーマンは1日の大半を会社の中(か外)で過します。これは家にいない時間が長いことを意味します。
この規模ですら毎年国民年金以上の損をしていることになります。
冒頭のサラリーマンの定義は極めてホワイトな労働環境の場合に限ります。
現実の多くは残業や半強制参加の飲み会などが付加されるので、家にいる時間はさらに減少します。
家賃でコストバランスを考える人は意外と少ない
突然ですが貴方は携帯電話に月いくら払っておられるでしょう。
多くのユーザーの携帯代は定額制です。部分的に追加費用(電話は使った分だけ課金など)が発生するものの、基本的にはいくらネットを観ようがメールをしようが月額は基本同じはずです。
月5000円ケータイ代を払う人は最低でも5000円分は使わないと損なのでそれくらいは使おうと考えます。逆に使わないと判断したときはサービスの質を落とし、月3000円に変更します。
家賃も基本的にはこれと同じ定額制サービスです。お金をかけるほど立地・内装・安全などのサービス面が向上します。
単純化すると家賃を増減させた場合、その人が家にいる時間も増減しないと不自然ということです。
家賃は携帯代や保険料といった出費よりもはるかに大きな固定費です。にもかわらず、こういった意識が不自然なまでに低いのです。
サラリーマンでも家にお金をかけた方が良い場合
会社や職場までの距離が近くなる
職場に近い場所に住むことは非常に重要です。これは移動時間が少なくなる点で投資になるからです。
移動時間が少なくなることは様々な利益をもたらします。面倒くささ・満員電車からの開放は勿論のこと、シンプルに時間が増えます。大げさに言うと人生が長くなります。
移動中は全ての生産性が低下します。仕事の為の行動である「移動」ですが、移動という「仕事をしない時間」が強制的に発生する仕様はある種本末転倒です。
引きこもりが強いのはここにも理由があります。引きこもりの移動時間は0。移動が不要なので電車やバスも使わない、よって移動費用も0。ひきこもりは移動コストが全く発生しません。
移動に時間やお金を割くことなく仕事にとりくめる時点でそれだけゆとりが生まれます。
断っておくと移動時間を使って「本を読む」「寝る」「勉強をする」などなるべく時間を無駄にしない努力を否定するつもりは毛頭ございません。今回お伝えしたいのは「そもそも移動時間を減らす方向に目を向けてみては?」という提案です。
家庭事情
家には諸々の事情がある。子育てや介護といった家としての事情が絡んでくる場合は住居にお金をかけるのはむしろ推奨。

子供にのびのびと過ごして欲しい

祖母・祖父に安心できる空間を提供したい
こういった志の下に家にコストをかけることはすばらしいことです。
あくまで今回は独り身・単身住みのサラリーマンや自営業を想定してお話しました。
家で働けるのに家で働かない人々
ノマドワーカーは本当におしゃれなのか
今回のテーマはノマド(ワーカー)と呼ばれる(名乗る)自営業の人々を想起させます。彼らはスターバックスのようなコーヒーショップや喫茶店でマックブックを開き仕事をする人が多いそうです。
とてもおしゃれで一見格好良いが、少し視点を変えると途端に滑稽に見えてきます。
と定義しますと、悲しいかな個人的にはこの時点で優秀に見えません。なぜなら自営業が最も仕事がはかどる場所ーーーつまり「家(≒事務所)」を使っていないからです。
自営業にとって家(事務所)はいくらでもコストを割く価値があるもので、人目を気にせず没頭できる唯一無二の環境です。

漫画やゲームがあって集中できない

ペットの世話がある
などの言い訳は厳しい言い方をすると本人の都合でしかありません。自営業なら仕事現場は自分で設計して効率を高める努力をすべきではないでしょうか。
外でなければできない仕事ならいざ知らず、ノートPCでできる仕事は基本的に家でも可能なはずです。
自宅に画面が大きく融通の利くデスクトップPCを設置した方が初期コストはかかっても長期的にははるかに効率的です。
家にいない分家賃を浪費し、自身の生産性を下げ、果てはコーヒー代まで発生している様がおしゃれとは到底言い難いです。
海をバックに働く起業家・実業家
南国の常夏の海岸にて、パラソルの下や浮き輪の上でノートPC(ラップトップ)を開く画像はネットでよく出回っています。
沢山稼ぎがあるとされるアフィリエイターやコンサル・有料塾の紹介ページに多いです。
これもノマドと似ているが、好印象な場所で仕事をする姿を見せて

うらやましい

素敵だ

オシャレだ
といったイメージアップを図りたい魂胆が垣間見えます。
ここまで読んだ貴方には釈迦に説法ですが、これも自営業としてあらゆるコストの浪費です。
行楽地に行ってまで仕事をする写真ーーーこれが示すものは何でしょうか。国内で終わっていないか追加で来ることを想定できていない、つまり自身のスケジュール管理ができていないことを示しています。
家族サービスなどであればまだ理解できますが、それでも家で集中した方が生産性は上がります。それとも「ビーチで仕事をするのが最もはかどる」とでも言うつもりなのでしょうか。もしくは行楽地特有の仕事があったのでしょうか(だとしてもビーチで仕事がはかどるとは思い難いです)。
バカンスに行くときはバカンスに集中した方が、帰国してからの生産性も上がりそうなものです。
ここまで突っ込みどころ満載の画像が量産されるのは集客力があるからとGENは推測します。経済合理性の元で正しいと考えているからこそはあのテの画像が使われるのです。マーケティングの一環というやつですね。
最も危ないのはあの画像を見て「コストの浪費」に気が付かなかった人です。今回の記事でもし気がついた方がひとりでも増えたらGENとしてはとても嬉しいです。