最低賃金をアップさせよう! という機運が年々高まっています。
そんなGENは1500円デモや10ドルデモが行われていた当初からこの流れに不穏なモノを感じていた一人です。
今回はGENなりの最低賃金についての反対意見と具体的代案を述べます。
最低賃金アップに反対の理由
新規労働者に厳しくなる
現行で働いている低所得層にとって最低賃金アップは朗報です。点で見れば単純に基本給が上がる可能性が高く、その立場から反対する方は少ないでしょう。
しかしこれから新しく労働市場に参入する層にとってはなかなかに厳しい話になります。なぜなら最低賃金アップによって雇用のハードルが上がってしまうからです。
基本料金の高いスマホは売れにくくなる
労働者をスマホ、最低賃金を基本料金に置き換えてみるとわかりやすくなります。
固定費として払う基本料金が高くなれば、ユーザーは性能や通信量にというより高い質を求め始めます。電源がつかなかったり、ぶつぶつ通信が途切れるようでは買ってもらえません。
毎月結構な額を払うからには、相応のはたらきをしてほしい
これがお金を払う側の本音です。
これは人間でもまったく同じです。最低賃金を上げれば経営者は労働者により高い質を求めます。
地雷人材を雇ってしまった時のリスクはより大きくなるので、雇用する側はより慎重になるでしょう。
端的に言えば新規雇用者が雇われにくくなる事態が起こります。
企業は社員の面倒をみる責任があるのでは?
日本国民は「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を有しています。
賛成派に多い意見として
低すぎる最低賃金しか出さない企業はこの権利を奪っている!憲法違反だ!
がありますが、そもそもこれを保障するのは企業ではなく国です。企業に社員の生活面まで支えさせることを強いるのは結構な無茶ぶりです。
こういった社会保障は本来国に丸投げし、企業はお金儲けに邁進して沢山税金を納めてもらう方が社会として健全ではないでしょうか。
賃金の低さを改善する方法
ここまで述べた通り最低賃金アップという形で賃金が上がっても、社会的メリットは薄いです。
あまり優秀ではない人材が変に高額所得を得てしまう事態は不健全に感じます。
とは言えGENは賃金が上がることそのものには肯定的です。以下に別案を挙げます。
経営陣に交渉する
自分が市場価値以下の給料しかもらえていないと感じるなら、その市場価値を以て上に交渉すると良いでしょう。
プロ野球選手と同じで
私は戦力になるから給料を上げろ。さもなくば別の球団へ行く
というスタンスでOKです。
上に納得されれば給与は上がるでしょうし、不満なら別の会社や業界に移れば良いでしょう。
まだ未交渉という方は是非ともチャレンジしてみてください。それでも無理だったという方は以下の方法をおススメします。
自身の市場価値を高める
最低賃金アップ肯定派の意見で最も抜けている部分が市場価値です。
前述した「経営陣に交渉」作戦も
あなたがいなくなってもうちは特に困りません
と言われては交渉決裂です。
「最低賃金アップ」を求めてデモを起こす暇があるなら、勉強をはじめ何かスキルを身に着ける作業にコストを割くべきだとGENは考えています。
いつの時代も最も不況に強いのは勉強・自己投資です。これを怠らず、使える人材になっておけば食いっぱぐれる可能性は極限まで減らせます。
そしてこれらは一刻も早く始めた方がオトクです。
現在の賃金に不満を持っている貴方は、最低賃金アップよりも市場をよく見て使える人材を目指すことに焦点を当ててみることを強くおススメします。
社会のせいで自分は不幸なんだ!
という考えは個人的意見ですがより不幸になります。なぜなら社会を変えることよりも、自分を変える方が簡単なことが多いからです。
GENは今日もマイペースに自己研磨にハゲむのでありました。
ちなみに
俺は弱者だ、だから強者には勝てない
とあきらめている貴方には以下の記事もおススメです。