【最高傑作?】バイオハザードレクイエムは良ゲーでした【バイオ9】

30周年として作られた実質バイオ9。ノーマル5週、採血禁止、3時間以内クリアを達成した段階でレビューしてみる。

作品概要

グレース・レオンという2人の主人公を操作して進めていく方式。

グレースである程度進めると「一方その頃レオンは…」という形で時系列に沿ったストーリーが描かれる。

グレースパート

非戦闘員のため銃の扱いにも慣れておらず、レオンと比べると敵と遭遇した際の対処が消極的(基本逃げるかひるませる程度)となっている。

怪物に慣れていないのでちゃんとびびる。銃を構えるときも序盤は手が震えており照準を合わせにくくなっている。

序盤の療養所パートはバイオ1をさらに遊びやすく&グレードアップしたような内容でここばかり周回する猛者もいるほど。

ストーリーを進めると反撃手段を手に入れることができ、うまく使うと一気にヌルゲーにできる強力なものもある。

レオンパート

バイオ4以降を彷彿とさせるアクションゲーパートとなっている。グレースで苦戦したゾンビたちをレオンでボコボコにしよう。

敵を倒すとお金が手に入り、それを使った武器強化も可能。

近接武器は最初から斧を持っており背後からステルスキルしたり、防御(パリィ)にも使える万能ぶり。

淡々と敵をせん滅していくので、グレースとのギャップで風邪をひきそうになるがこれぞバイオレクイエムの魅力である。

登場人物紹介

グレース

本作初登場の新女性主人公。FBIの分析担当のため、歴代のバイオキャラの中でも屈指の戦闘力のなさを誇る。

後述するが、この戦闘苦手要素が今作の面白さを爆上げしている。

レオン

数々のバイオテロを経験してしぶくなったイケオジ。

どんな怪物も見ても「なんか見たことあるわ~」くらいの温度感で蹴散らしていくので、過去作を沢山遊んでいるほど操作していて楽しいキャラ。

シェリー

6以来の登場。レオンと通信でやりとりするハニガン枠という名のファンサ枠

アリッサ

アウトブレイクで登場したグレースママ。序盤にちょっとだけ登場する。

重要キャラだが説明が遅すぎる一級フラグ建築士。

ネイサン

グレースの上司。戦闘能力のない若い女性を単身で廃ホテルに向かわせるホラゲ上司の鏡。

エミリー

目が見えない白髪の少女。

一応ヒロインポジだが、なんとも言い難い要素。

ヴィクターギデオン

冒頭から民間人を躊躇なく感染させていくボスおじさん。

黒幕感が凄いが、実際の黒幕は別のおじさんだった。

ゼノ

グラサンオールバックを彷彿とさせるボスキャラ。

めちゃくちゃ強そうな描写が多いものの、2週目以降はいないことにされる。

良い点

グレース編がちゃんとホラゲ

「様々な種類のゾンビが徘徊する施設を、自分なりのルートを開拓して謎解きを進めていく」という旧バイオのような王道シナリオ。

アイテム欄は序盤は8枠しかなく、サイドパックで2枠ずつ増やしていくしかない。このアイテム管理の楽しさもまさに旧バイオ。

今作のゾンビは人間時代の記憶が残っているという設定のため、個体によって行動パターンが大きく異なる。新しいゾンビに出くわすたび、グレースがいちいちそれにびびるまでがセットとなっている。

しゃがみ移動や最低限の攻撃を駆使するとノーダメで突破できる箇所もある。こうなってくると非常に楽しい。

レオンパートもやり応えがある

レオンパートは無双ゲーと言われることがあるが、実際はちゃんと歯ごたえがある。

基本的にせん滅前提で作られており、倒した敵は高確率で弾を落としてくれるが無計画だと大体枯渇する。

中盤以降は初見殺しの難敵も多く、仕様を理解しないと進めない箇所も多い。

過去作を遊んでいるとニヤリとするボスやシーンも多く、ファンサービス濃厚な内容となっている。

なおアイテム欄はグレースと異なり、バイオ4のアタッシュケース仕様。

よくできた採血システム

グレース編では採血キットを用いて敵から血だまりを回収可能。

血だまりはクラフト用の素材となっており武器や弾薬、回復アイテムを作れる。

持ち運べる血だまりの量はアイテム欄とは別枠で限りがあるため計画的運用が必要になる。

敵を倒すことでも血だまりを得られるほか、ヘッドショットで倒すと多く血だまりが得られるといったやりこみ要素も。

血だまりを入手する間は隙だらけのため、敵をせん滅せずに進める2週目以降ではどの順番でどのように採血→クラフトを進めるかが重要になるのだがこのルートを考えていくのがとても楽しい。

初期装備がマグナム

ここぞというときに使ってね と言わんばかりに最初から強力なマグナム「レクイエム」を入手している。

威力は基本雑魚は1発、ボスクラスの敵も確実にひるむため倒すのが目的ではなくても有効。

その分過去作と比べてマグナム弾の入手量は少なくなっておりほとんど1発・2発単位でしか落ちていない。クラフトでも作れるが大量入手はできない。

悪い点・賛否両論点

引継ぎがない

いわゆる強くてニューゲームができない。

レオンでさんざん武器強化してクリアしても、次のプレイでは一から鍛え直しになってしまう。

今作はクリア時にもらえるポイントで特典(無限武器等)を開放していくのだが、ポイントで無限武器を一度買ってしまうと、以降無限武器無しでプレイしたいと思っても外せないなど細かな不便がある。

飛ばせないQTEと回想パート

序盤の怪物に襲われるQTEや、強制ムービーの多いバイクパートはスキップできない。

クリアまでに過去回想操作パートが2回入る(3分・10分程度)のだが、スキップ不可のムービーや演出を長時間見せられる。

有志が回想パートを削るMODを作ってしまう程度には蛇足とされてしまっているので、アプデで何かアイテムや武器を入手できるようになるとありがたいところ。

移動が長い

今作はキャラの移動が過去作と比べて遅い。その割に「ただ移動するだけ」の箇所が多い。

たとえばレオンパートでは敵に会うわけでもないのに「1分近く1本道を移動するだけ」の箇所がある。集会プレイだとこの辺りがじわじわ気になってくる。

カウンター攻撃の説明不足

敵の攻撃に合わせて銃撃するとレオンがゾンビに特殊演出でとどめを刺してくれるのだが、これの仕様がゲーム中ほぼ説明されない。

基本とどめを刺せる体力まで減らせていれば発生するが、レクイエムでとどめを刺す際は残り体力関係ない

グレース編の心理描写が弱い

エミリーという少女がピンチになりそれをグレースが助ける という描写が複数ある。

助けるだけならわかるが、さっきまでびびっていたとは思えないくらい勇ましい・感情的になるシーンもある。

クリアまで進めてもどうしてエミリーをそこまで助けたかったのかは説明されない。DLCでそこを深堀りしてもらえるとありがたい。

レオンパートの過剰ファンサ

過去作の深堀やオマージュが連発する。

ファンサービスとしてとてもありがたいのだが、悲しいかな「とりあえず出しておきました」な要素も多い。

やりこむなら1人称

GENは1人称が苦手なのでずっと3人称でやっているが、3人称は総じて当たり判定がでかく被弾しやすい

またグレースが焦っているモーションになる場合を除き、1人称の方が移動が速く制御しやすい

本格的にやりこむなら少なくともグレースは1人称で慣れることが必須になる。

 

バイオハザードの魅力は1週目の感動を超える2週目があることだと思っているが、現状おせじにも周回プレイしやすいゲームとは言えない。

アプデによりより遊びやすい名作になることを期待したい。