【トルネコの大冒険 レビュー】ちょっと不出来なリマスター?【裏ダンクリア済】 

※画像はドラゴンキラーを720Gで叩き売りしてしまうねねさん

先日トルネコの大冒険 ちょっとステキなリマスターの裏ダンジョンを2回クリアしたので総評記事を書いてみる。

なお裏ダンクリアまでに使った前提知識こちらの記事にまとめている。

【トルネコの大冒険】もっと不思議のダンジョン99F攻略【ちょっとステキなリマスター】
本編クリア後に出現する裏ダンジョン「もっと不思議のダンジョン」を完全攻略...

 

概要

不思議のダンジョンシリーズとくくられるいわゆるローグライクもの。

以下の特徴があり、公式から1000回遊べるRPGと紹介されている。

・こちらが1行動すると敵も1行動
・行動するほど満腹度が減り、0になるとHPが徐々に減る
・ゲームオーバーになるとお金・アイテム・経験値を失う(リセット)
・挑戦するたびに敵・アイテム・マップ構造が変化

ドラゴンクエスト4のキャラクター「トルネコ」をモチーフにしており、このジャンルを日本に浸透させた名作である。

不思議のダンジョンシリーズはこれ以降シレンシリーズ、トルネコシリーズ、ヤンガスシリーズなどに派生していく。

良い点

ローグライクとしてわかりやすく、とっつきやすい

後の作品で出てくる合成・壺・仲間といった概念はない。

敵も種類が非常に少なく30Fほど進めれば以降は同じ敵が続く。

しかしミステリードールやドラゴンなど手ごわい敵は最後まで手ごわく、しっかり対策を練らないとしっかり瞬〇されるゲームバランスの良さを誇る。

考えること・覚えることが少なく対策が練りやすいのは初心者の参入障壁を下げている。

経験者は「アイテム欄20個をどう活かすか」を他作品以上に考えることになるという経験者向けの面白さもある

ドラクエの世界観を踏襲した遊びやすさ

スライム・ゴースト・くさったしたい・うごくせきぞうなどおなじみのメンツがモンスターとして登場。

ドラクエを一度でも遊んだことがあればゲームの雰囲気に戸惑うことはない。

モンスターの特性もゲームとして上手く落とし込んでいる

うごくせきぞう:近づくまで動かない
くさったしたい:装備を錆びさせる
ドラゴン:炎による遠距離攻撃

後述のアイテムもドラクエの世界に登場する呪文や武器防具が多数登場。ドラクエ経験があれば直感的に性能を理解できる。

トルネコという絶妙なキャラチョイス

トルネコは4の仲間キャラのひとりで妻のいる太った武器商人。

本編4でメインキャラとして活躍する場は少なく爆発的人気を誇ったキャラとは言えない。

しかし本作はこのトルネコのキャラ設定がゲームシステムにうまくマッチしている。

・商人なので呪文は使えない→有限な使用回数のある○○の巻物や○○の杖を使うことで状況を打開する
・肥満キャラなのでおなかが減りやすい→満腹度の概念とマッチしており、大量のパンや草を食べても平気
・武器商人設定→ダンジョンから持ち帰った武器をお店で販売でき、それが成長要素となる

悪い点・賛否両論点

操作性・UIの悪さ

斜め入力の受付が甘い、そのくせ階段を下りる間のロード時間はきちんと受け付けている、テキスト表示のタイミングが悪い、HPゲージは短いのに経験値ゲージがやたら長いなど遊んでいるときの快適さはローグライクとして微妙な点。

これらは無印版ではなかった問題なので「移植として失敗している」「ちょっと不出来なリマスター」という意見も多い。

待ち時間の長さ

レベルアップやキーアイテム入手時のファンファーレが長い。長いだけならいいのだが、その間操作できなくなるのはゲームとしてのテンポを削いでいる。

ローグライクはこういった細かい演出を何百回と経験することになるので遊べば遊ぶほど気になってしまう点。

ダンジョン後半は箱根駅伝

キリのいいフロアで拾えるキーアイテムを入手したら来た道を戻って出口まで向かえばゴールになる、いわゆる箱根駅伝スタイル。

ダンジョンや敵の配置は帰り道も変化するが、新たな敵が湧くわけでもないし帰り道は進めば進むほど簡単になっていくので緊張感が薄くなりがち(もちろん爆弾岩をはじめとする即〇コンボはあるので気は抜けない)。

裏ダンジョンともなると99F到達後はそこから1Fまで戻ることになる。

これ以降のローグライク作品では最終フロアまで到達したらその時点でクリアとなる仕様が一般的となった

総評

不思議のダンジョンを遊んでこなかった層にとっては文句なしに楽しめる一作。

ローグライク経験者にとってはやりこむほど、細かな不便さがストレスとなってくる点が惜しい作品。

アプデにより斜め入力をはじめとする操作性の悪さはかなり改善された 待ち時間の長さはいまだ健在なのでこちらもアプデを期待したい